今回は、
坪田信貴さん著、『才能の正体』を読んだので、書評を書いていきます。
この本は、こんな方におすすめです。
- 『才能』について一度でも考えたことがある方
- 努力しているが、結果が中々出ない方
- 子育てもしくは教育の分野で活動されている方
- 『ビリギャル』の教育について興味をもった方
■もくじ
才能は誰にでもある
メタ認知が才能のカギ?
信頼関係をつくる上での大切な前提
運に努力は必要か?
まとめ
才能は誰にでもある
坪田先生は「才能=能力」ではないと記しています。
能力は努力で誰でも身につけることが可能だと。
才能はというと、能力が人よりも飛び抜けたり、尖ったもの。
ということは、
『努力 → 能力 → もっともっと努力 → 才能』
となります。
一言に努力といっても、ただがむしゃらにそこに時間を使う訳ではなく、
正しい努力の仕方があります。
いわゆる”天才”や”神童”と呼ばれている人達は、
単に人よりも早く始めたから才能が開花した訳ではなく、
『正しい努力』を見つけるのが早かったそうです。
試行錯誤して伸びしろのある努力のしかたをしてきたので
”結果的に”天才と呼ばれています。
「『才能そのものが、正しい努力によって生まれる』
ということに多くの人は気づいていない。」
と話しています。
また、努力し続けられるのも才能だと思います。
僕の友人でも、一つのことに長期間努力し続けられる人がいます。
誰かに強制された訳でもなく誘惑も多い中、努力し続けられることは
本当にすごいことだと思います。
僕なりの解釈ですが、
・正しい努力にいち早く気づき行動に移すこと
・正しい努力をし続ける
この2つが重要事項なのではないかと考えます。
メタ認知が才能のカギ?
”メタ認知”
皆さんはこの言葉をご存知でしょうか?
メタ認知とは...
メタ認知は「客観的な自己」「もうひとりの自分」などと形容されるように、現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力である。
引用元:メタ認知 - Wikipedia
一言でいうと、「自分を客観視する能力」です。
なぜこれが才能のカギなのかというと理由は2つあります。
・自分へのフィードバックが自分で受けられる=努力の軌道修正が早い
・物事を多角的に判断できることで能力を四方八方に尖らせることが可能
1つめは、正しい努力にたどり着くのがいち早くできるようになります。
2つめは、能力が尖る=才能なのだとしたら、それが様々な面で尖るほうが良いからです。
ちなみにメタ認知能力を習得する方法も書かれています。
「自分の行動を実況中継すること」
自分がいまなぜその選択をしたのか?
その物事を通してどんな気持ちなのか?
これを逐一意識してやっていくとできるようになります。
信頼関係をつくる上での大切な前提
これも大切だと思ったので、書くことにしました。
人と人との付き合いには信頼が欠かせません。
そして人は必ず相手に期待をしているといいます。
この”期待”の前提を合わせることが大切です。
最初が一番肝心で、前提がズレていると関係を築いていったあとは
もっとズレていきます。
なのでその前提を細かく擦り合わせておくことがとても大切だと
坪田先生は述べています。
運に努力は必要か?
”運も実力のうち”と言いますが、『運』には努力は必要なのでしょうか?
文中では、
「運」というと、何の努力も必要ない、ラッキーなことのように思うかもしれませんが、それは大間違いです。運というものは、地道に能力をたかめておかないと、いざというときにものにできません。
と書かれています。
これは本当にそう思います。
運というのは結果だと考えます。
チャンスが訪れたときに、それを掴んでものにできる自分でいるかどうか。
それをものにしたとき振り返ってみると「あのときは”運”が良かった」と
なるのではないでしょうか?
まとめ
「今まで深く考えたこともなかったことに触れて別の考え方を学ぶ」
ということがこんなにも大切なんだということを学びました。
僕も色々なものにメスを入れて考えるように努力していきます。
以上、『才能の正体』の書評でした。
気になったかたはぜひ一度、手に取ってみてはいかがでしょうか?
ではまた。